活動報告

文化教育

2025年度 青少年健全育成 視察研修

掲 載 日:2025-07-30

文化・教育部会
概 要: 青少年の健全育成への理解を深めるため、視察研修として「赤城少年院」(群馬県前橋市)を訪問しました。
詳 細:  昨年度に続いて青少年健全育成に係る視察研修を行いました。「赤城少年院」における教育活動の理解と、改善更生、社会復帰の状況を参観することが目的です。

・実施日  令和7年7月24日(木)
・訪問先  赤城少年院
・訪問時間 13時20分~15時35分
・同行者  15名
      古里支所長、古里公民館長、民生児童委員協議会長
      文化教育部会及び青少年育成委員、事務局員

 少年院は家庭裁判所の決定により保護処分として送致された少年を収容する法務省所管の施設であり、在院者の特性に応じた適切な矯正教育その他の健全な育成に資する処遇を行うことにより、改善更生と円滑な社会復帰を図っています。

 赤城少年院は、
○教育の内容としては、生活指導、職業指導、教科指導、体育指導、特別活動指導があります。出院後では社会復帰支援をしています。
○赤城少年院における基本的な教育期間は入院から出院までの標準として11か月に設定しています。その間、4段階のステップがあるとのことでした。
〇この教育期間は、個人別に設定する教育目標の達成度により変化するとのことで、毎月その評価を行っています。ただし、成績により段階をクリアする期間が延びてしまう場合があるとのことでした。

 赤城少年院の職員の方から、パンフレットとパワーポイントのスクリーンを見ながら少年院に関する説明を受けました。また、現状の少年院に入所している人数の実状について説明がありました。
 睡眠時間を含めた規則正しい生活を送りながら「生活」「職業」「教科」「体育」などの指導で生活が改善していくとの説明でした。
記 事:  赤城少年院の施設内の見学させていただき、印象的だったことは広い敷地でゆったりとしていることでした。
 在院者は、4人部屋が割り当てられており、起床から就寝まで規律正しい生活を送ることができることを拝見しました。成長期の在院者には必要な食事も3食きちんと摂れるのは重要なことと伺いました。これらを通して、矯正教育や社会復帰に努力していることがよく認識できました。
 教室ではパソコンの授業を拝見でき、一般の授業と変わりなく行われている印象でした。
 赤城少年院の説明、見学に続き、法務教官の方々と小グループに分かれて対話するための交流がありました。法務教官を目指した経緯などより具体的な発言などを聞くことができ有意義な時間が得られました。

 私達の訪問に、お忙しい中 時間を割いて対応いただいた赤城少年院の職員の皆様方に厚く御礼申し上げます。また、在院者の方々が更生や復帰に向けて努力していることに対して、この訪問が少しでも力添えとなることを願っています。

赤城少年院にて

このマイクロバスにて訪問

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